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[作り方]
1.パイン集成材を300×250㎜に切断
2.250㎜の辺にほぞや腰掛けの継手を加工
(31枚、継手を加工する部分や組合せに注意する)

[こだわり]
 生活していると、「ここがこんな風だったら…」「こんな形の家具だったらちょうどあの隙間に入るのに…」と感じることがあるんじゃないでしょうか。しかし、賃貸物件ではむやみに改装したり、金物を取り付けたりすることができません。また既製品の家具を買おうと思っても、サイズがいまひとつ合わなかったり、欲しい機能がなかったりして、なかなか自分の必要にあったものを見つけるのが難しいこともあります。
 そこで私は、部屋の間取りや暮らす人のニーズに合わせて形を変化させられる家具があればいいと思い製作したのが、「つくる棚」です。この作品には大きく2つのこだわりがあります。
 1つ目は継手です。ひとつひとつの棚板はすべて取り外しができ、また金物を使わずに固定できるようになっています。その秘密は凹凸状に組み合わせるほぞと腰掛け状の2種類の継手を使ったことです。この継手によって縦に横にパズルのように棚板を組み合わせていくことで、必要な形に棚を組み立てて収納スペースを確保していくことができます。継手は上下左右、どの方向から荷重が加わったとしてもその力に抵抗できるように、寸法や継手の形を試行錯誤し、いくつものサンプルを製作・実験を行いました。
 2つ目は形をカスタマイズできることです。4つのパネルでできた四角いボックスを1ユニットとして考え、好きな形の棚を作ることができます。接合金物を使っていないので簡単に組み立てたり分解したりすることができます。たとえば真ん中をくりぬいた形をつくってテレビ台として活用して、まわりにはDVDを収納することもできます。自分自身で形をつくりつつ、既存の他の家具とも干渉しないよう空間をコーディネートできるのです。そのときのライフスタイルやニーズに合わせて、棚をつくることができるのが、こだわったポイントであり最大の特徴です。
 棚を使わないときも簡単に小さく解体し、コンパクトに収納することができます。板材は子どもでも持ち運びができるほど軽い材料です。子どもと一緒に形を作ったり、崩したり、一緒に作業する時間を共有する楽しみも生まれるかもしれません。

投稿者

もりけーん

作品名

つくる棚

制作時間

約500分

材料

・さしがね
・のこぎり
・のみ
・げんのう
・電動丸のこ
・ルーター
・パイン集成材(910×1820×2枚)
・やすり

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